巡る巡る歌

あれは何年前の事かしら、泣きながら外の景色も見られずにガタンゴトンと一人震えながら列車に揺れていたのは。降りた駅で小さな実を付けるイチゴを買って1人で住むアパートのテーブルにその子を置いてまた悲しくて悔しくて泣いたのです。


あれは何年まえの事かしら、6月の玉葱畑の空に虹が出て、アルバイト先のプー横丁の横に立ち私はこの街に住むんだ、本当にこの街の人になるんだと思ったのは。


あれはいつのことかしら、弾けもしないギター背中に背負って、街行く人を眺めながら歌を歌った日は、ゆっくり時間が流れて、酔っ払った人達が泣いてきいてくれたんだ。


あの日は、なぜかうまくいかなかったんだ、大きな大きな転機だったかもしれない。なぜか私は東京に行かなかった。






あの日は、朝の光が眩しくて不思議な朝だった。何かが違っていた。
そっとお腹に手を当てて今まで弱くて弱くてすぐに壊れてしまっていた私の心が強くなる気がした、この命をこの世に残すために私の今までがあったんだと思うと身体中からあたたかな感情が溢れて溢れて愛おしかった。それからお腹の中で泳ぐチビ子と一つで二つの10ヶ月


そうだ、あの日は歌を歌いたくて歌を歌いたくて苦しくて泣いたんだ。そしたら優しい人達が手を差し伸べてくれて、そのままでいいよ、そのままでも歌えるよと言ってくれたんだ。




そう、いつだってね答えは簡単


自分が心のブレーキを踏んでるだけよ



そっと足を浮かせてごらん

ゆっくりタイヤは進んでいくの


怖く無いよ、大丈夫

あなたのペースで良いんだよ

あなたの「好きで譲れない事」にはとことん正直でいい


そうわかったら今迄のガチガチの体が緩んでね
納得したんだ。


あっ、私は私のやり方でいい


人よりゆっくりだけれどね、私は不器用かもしれないけれどね、私のペースで進むんだ。


出逢うべきタイミングで出逢うべき人や物事に出逢えるよ


そして忘れがちなこと
愛はねどこにでも溢れていてね
私の周りはほんわりあたたかな場所だった
それに気付くのには自分が愛されてると思い出すだけだよ
手を差し伸べてくれる人の手を握り返すんだよ


拗ねているとそれに気付かず跳ね返してしまいがちさ

素直にならなきゃ♩



そんなこんなで



色んな人に巡り会えたよ


歌を歌ってたら歌が私と人を繋げてくれた


私の出した歌という答えが


今度は誰かが答えと出逢う巡り歌になりますように